セルゲイ ボルトキエビッチ

【プロフィール】
セルゲイ ボルトキエビッチ(Sergei Bortkiewicz, 1877年 – 1952年) 75歳没

ロシアの作曲家、ピアニスト ハリコフ(現ウクライナ)に生まれ、裕福なポーランド貴族の息子として、幸せな幼少期を過ごした。 

ペテルブルク音楽院でリャードフ等から作曲を学ぶ。その後ライプツィヒ音楽院で、ピアノ、作曲を極め、姉妹の友人と結婚し、ベルリンに住む。

 一次世界大戦、ロシア革命、第二次世界大戦で、ほとんどの曲を失ってしまう。

かろうじて友人に献呈したものが奇跡的に残っている。

 戦争の為に極貧となり、さらに精神病を患った妻の病気の看病と大変な生活の中で、友人に助けられながら、何とか生き延び、晩年は、ウィーンで過ごし、死ぬ間際には、彼の演奏会が開かれた。

『75歳という年齢でこれほど評価され幸せを感じる』と言う言葉を残している。

 彼の音楽はどこか幸せな響きがあり、聞く人の心に染みいるピアノ曲が多い。 

 歌曲は戦争で、殆ど紛失、僅かに友人の元に残った曲を今演奏する人も少ない。 

 彼のシンプルながら暖かみのある音楽に心奪われる。 

 今、ウクライナとロシアの戦争の終わりが見つからない中、どんな逆境の中もめげずに希望を持ち続けた、彼の生き方を見習いたいと思う。